低濃度アトロピン治療(点眼薬による近視抑制治療)
点眼薬による近視抑制治療について
当院では、小児期における近視の進行抑制を目的とした点眼治療を行っております。この治療は参天製薬「リジュセア®ミニ点眼液0.025%」を1日1回就寝前に点眼することで、現在の近視の進行を抑制する治療法です。
子どもの近視は、眼球が楕円形に伸びてしまう(眼軸長が伸びる)ことが主な原因です。近くを見ることが習慣化してしまうと近視になりやすく、一度、眼軸長が伸びてしまうと戻ることはありません。最近の調査で、近視が緑内障や網膜剥離などの眼の病気に将来かかるリスクを上昇させることが明らかになってきました。そのために小児期に眼軸長の伸びを抑えること(=近視の進行を抑制すること)はとても重要となります。

診療費等について
本治療は自由診療となり、以下の費用が見込まれます。(料金・価格は消費税込み)
初回 | 6,380円 | 診察・検査 2,000円 点眼薬 4,380円(1箱) |
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1か月後 | 15,140円 | 診察・検査 2,000円 点眼薬 13,140円(3箱) |
4か月後 (以降3カ月ごと) |
15,140円 | 診察・検査 2,000円 点眼薬 13,140円(3箱) |
眼鏡処方が必要な場合、別途5,000円かかります。
注意事項
- 現在の近視を進みにくくすることを目的とするものであり、近視を治し裸眼視力を回復させる治療ではありません。
- この治療は「自由診療」のため、保険診療と同日に行うことができません。
- 点眼によるアレルギーなどの有害事象への治療なども自由診療扱いとなります。